卯月ユウトの音楽スタジオ

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音楽の聴き方に決まりなんてあるの? 聴くべき音楽って?【Yahoo!知恵袋のトンデモ投稿から】

目次

はじめに

皆さんこんにちは、卯月ユウトです。

今回はYahoo!知恵袋でかなり前に見た以下の投稿(質問文)について、個人的に思うことを書いていきたいと思います。

 

本編

まず、私の音楽を聴くことに対するスタンスをはっきりさせます。それは、

『自分の好きなもの・興味のあるものを聴く』

です。当たり前と言えば当たり前ですが、好きでもない音楽を聴きたいと思う人はいないでしょう(いたとしたら相当ドMですよね)。

そして、この記事のタイトルで「音楽の聴き方に決まりがあるのか」「聴くべき音楽とは何か」という投げかけをしていますが、それに対する答えは明確です。

音楽の聴き方に決まりなんてないし、聴くべき音楽なんてものはない

 

この私のスタンスをもとに、先述の知恵袋の投稿を見ていきたいと思います。

(※書きたいことはここまでで書いたので、もう別の記事に行ってもらって結構です。以下は読みたい人だけどうぞ)

 

 

自分は音楽を聴くのが趣味でかなり詳しいのですが、大して音楽に真剣に向き合っていないのに(素人なのに)○○は声がいいとか歌詞がいいとか、心に響くとか専門家か気取りで言ってくるのがむかつきます。

原文ママ

音楽に真剣に向き合うってなんなんでしょうね。いちリスナーがそんな大仰に構えて音楽を聴く必要なんて全くもってないと思うのですが。

「声がいい」「歌詞がいい」なんてただ個人の感想を言っているだけのように思えますが、一体どこが専門家気取りなのでしょうか?

 

具体的にどう声がいいのか、歌詞がいいのか、どう心に響くのかを言わせて見ると誰一人まともに答えられず、あいまいなことを言ったりいいものはいい!みたいに精神論みたいなことを言ってきます。

これは「そりゃそうだろ」としか言いようがなくて、音楽などの芸術に関しての「好き」や「嫌い」というのは結局のところ直感でしかないんですよね。

「ああ、なんかこの声聞き心地がいいな」とか「この歌詞がいいな」とか、そう感じる理由を説明しようと思えばできて、それが音楽理論というわけです。が、あくまで『人間が心地よいと思う音楽』を分析・研究して生まれた結果論に過ぎないんです。

 

そして自分がそのアーティストや楽曲を分析して説明したり、本当に聴くべきアーティストを教えてやると馬鹿にしたり否定してきます。

分析するのはまあ良いとして。 ←EIGHT-JAM(関ジャム)などのテレビ番組でもやっていることですし……。

でも正直、普通の一般リスナーが理論的に「こういう理由で聴き心地がいいんです!」なんて言っている方が異常でしょう。音楽を生業にしている人や研究者ならいいですけど、音楽聞いている時に理論のことが頭をよぎっていては、楽しめるものも楽しめないです。

音楽は楽しみながら聴いてナンボです。

 

そもそも

本 当 に 聴 く べ き ア ー テ ィ ス ト

って一体何基準なのでしょうか? そして、それは一体誰なのでしょうか?

 

自分が音楽をよくわからないくせに専門家でもないくせに音楽を語り、相手が自分よりも優れているとわかると逃げたり馬鹿にしたりするのは何故ですか? そして紹介してもらったアーティストや楽曲をちゃんと聴きもせずに否定するのは何故ですか?

あなた(質問者)が相手に「面倒臭いやつだなぁ」と思われているからでしょう。

曲を分析した結果をベラベラ聞かせるなんて、専門家気取りなのはあなたの方。聞かされた相手の人はあなたが優れているとわかって逃げているのではなく「関わりたくない」と思って“避けている”のです。

そんな中で紹介されたアーティストや楽曲に触手が動く人なんていないですよ。

 

そんなことをしているから日本の音楽シーンはいつまでも世界に通用しないのではないかと思います。

突然の飛躍。着地点として合っているのでしょうか?

 

 

さいごに

ここまでYahoo!知恵袋で気になった投稿について思うことを書いてきました。色々書きましたが、私がこの記事を通じて伝えたかったことはただ一つです。

皆さん、自分自身で『好きだと感じられる音楽を思う存分聴きましょう』

それでは、また。